デザイナー竹ヶ原敏之介氏が作る靴はどれも抜群に履き心地が良い。
昨年末デザイナーご本人とお酒をご一緒する機会があったのでその際にその真相を聞いてみました。
ブランド創設時から現在に到るまで木型作成からサンプルテストのまでほとんどの工程を自ら徹底して行なっているという。
販売して終わりではなく、所有者が履くシチュエーションや求める耐久性を熟考し自ら様々な天候で足入れをして路面確認をどのモデルも行なっていると。
当たり前に聞こえるかもしれませんがデビューしてから25年以上毎シーズンこの作業を繰り返すのは体力はもちろん、相当強い気持ちを持っていないとできないことだと自分は思います。
世間からどれだけ高い評価を得ても履く人、お客様を第一に考えていること。
そしてそれをあえて表立って言わずにもので表現しようとしているところ。
そういう一つ一つの積み重ねが多くの方からの信頼を得るもの作りにつながっているんですね。
今回のFrench Loaferも美しい曲線から成るシャープな見た目からは想像できない抜群の履き心地を体感できる一足です。
そして何と言ってもこのプライスレンジながらうん十万するレザーシューズの隣に置いても引けを取らないクオリティは圧巻です。