元々チロル地方の人々が狩猟時に履いていたもので、頑丈な作り、防水性の高いウェルト、傾斜のきつい斜面にも対応するグリップ力ながら快適な履き心地が評価され以後様々なブランドからリリースされ今もなお幅広い層から支持を得ているレザーシューズです。
今回ご紹介するMarmoladaのFG.542は他のチロリアンシューズとは何が違うのか。それは市場に出回っているチロリアンシューズは大量生産向けに簡素化された革靴というよりもスニーカーの延長戦のようなテイストのものが多い中、Marmoladaは最初に述べたチロリアンシューズ本来の魅力をしっかり継承しつつ、Marmoladaの真骨頂でもある最上級のレザーを使い腕の良い職人さんが時間をかけて作成した本物なのです。もちろん大量生産のチロリアンシューズを否定するつもりはないです。あれはライフスタイルを考慮した作り、普遍的でいい靴だと思います。
さて、シューズの作りですがまずアッパーに選んだレザーはtrekking boot同様テンペスティ社のヴァケッタレザーの裏革でオーダーしています。独特な革の質感、きめ細かく丈夫でMarmoladaの条件にとても合ったレザーです。色味はmoganoといってマホガニーの木の色をイメージした茶色。trekking bootに選んでいるTesta di moro、黒味がかった茶色よりもワントーン薄いブラウンです。これらのレザーを使用し手間隙をかけてノルヴェゼージェ製法で作られています。ソールはtrekking boot同様、3層のミッドソールにvibramのラグソールという本格仕様のため、最初こそ硬さがありますが馴染んてくると、堅牢さと履き心地の良さが病みつきに。。
onlineは準備が整ったら更新しますが、まずはお店で実物をご覧になってみてください。