華美ではないけれどいつまで経っても色褪せない洋服が好きです。
BLACKBIRDのdirector’s jacketはまさにそんな一着で、スエードモデルは確か2018年に一度だけリリースしていて6年ぶりにマイナーチェンジをして再登場です。
仕様の変更点ですがパターンは今回また一から引き直しています。前回は細身であまりレイヤースタイルには向きませんでしたが今回はビッグシルエットではありませんが袖カマ底を少し下げ見た目のバランス、レイヤーを考慮した腕の可動を調整し全体のパーツの配置などをミリ単位の修正が施されています。
昔のdirector’s jacketを所有している方も、今回が初めての方も着用すると新鮮だけれども馴染みがある。着用すると割とすんなり着れて、持っている洋服にも合わせやすいかと思います。
素材ですが、スエードでは世界一ともいえるイギリス、C.F STEAD社製のスエードを使用し、きめの細かさとカーフならではぎゅっと詰まった質感が魅力です。色合いも国内加工の色だしとはまた一味違った深みがあります。諸事情でcol:tobaccoを本日はご紹介しますが週末には遅れてchocolateというダークブラウンのカラーも入荷します。
言い忘れましたがC.F STEADのスエードですが本来シューズやバッグで使われることが多く、あまり衣服に使われない理由の一つがレザーの重さにあります。質感はいいけれど衣服だと重くて疲れるなど。HORWEEN社のレザーもそうなんですが、確かにズシっと重くてハンガーにかかっていると着づらそうという印象は否めません。そんなデメリットともいえるフィッティングをパタンナーが素材と形を何度も試行錯誤して着用した際にしっかりと肩に乗り重みさえも心地よく感じるフィッティングに仕上がっています。こればかりは画面上では伝わらないので実際にお店で袖を通してみてください。
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