BLACKBIRD -collection 003の中でペイントのカバーオールと並び最も個人的に思い入れがある一着となったsleeveless director’s jacket。
歳を重ね歴が長くなると洋服を着ることに挑戦しなくなってくるんですよね。
10-20代はあんなに沢山いた洋服の話をする友人が30代になり洋服よりもビジネスの話になっていき今となってはだいぶ減ってしまいました。自分が大人になりきれていないと言われればそれまでですが。
そんな事を考えている時にチームで企画したのがcoverallsとsleeveless director’s jacketでした。この2品番は派手な見た目なので大多数の方が手に取らないと最初からわかっています。少数の方に深く刺さってくれれば御の字ですね。と思いながら入荷を待ちいざお店でリリースしてみたら、、sleeveless director’s jacketはcol:crazy、coverlallsは2色とも気に入ってくれるお客様が多く改めてWHITE ALBUM.のお客様のパワーをまざまざと感じた今日この頃です。ありがとうございます。
それと昨年知り合ったとあるバイヤーさんがBLACKBIRDに対してのキャプションを書いてくれていました。2回しかまだお会いしていないのに、すごい洞察力というか見抜かれていて。ここでは記載しませんが文章が最高なので店頭で聞いてくれればご紹介しますのでお声がけください。
前置きは長くなりましたが新型のsleeveless director’s jacketをご紹介します。なんとなくBLACKBIRD=”ベストが多いレーベル”という構図は以前から見てくださっているお客様はお分かりいただけるかと思いますが、今回のは品名にもあるようにベストというより袖がないジャケットという表現が一番近しいです。
ポケットやボタンの位置などdirector’s jacketの面影はしっかり残しながらフォルムは一から作り上げています。ラペルの形状やバランス感を見直し、ベントもノーベントに変更しタキシードやフォーマルの要素を加えています。ノーベントは元々動きやすさを配慮する必要のない上記のような礼服に使われているため着心地を心配する方がいらしゃるかと思いますがご安心ください。パタンナーが身幅と着丈のバランス感を調整し改善されているので着たまま作業をしたり運転したりストレスを感じさせないフィット感に仕上がっています。
通信販売でもお受けできますがお近くの方はぜひお店で一度袖を通してみてください。
おすすめです。