“Triangle Alternative”
二者択一の選択方法からもう一つ違った角度から物事を見て、考えられるようになろうという最近のBLACKBIRDの裏テーマでもあるこのワードをアイテムに落とし込んだ今回のparka, summer shell, M-1951とnecklace。
ベースは誰もが知っている、古着好きだったら若い頃に所有していたであろうM-51、通称モッズコート。
今回BLACKBIRDでは名作M-51ベースとしながらも全く違うアウトライン、立ち位置で再構築しています。
ヴィンテージを元に残す部分、マイナスする部分を何度も修正しながら野暮ったさと洗練されたパターンが絶妙な重なり方で着地しました。仕上がったものを着た時の感想はBLACKBIRDのhooded slant shirtを着た時の感覚に近い、トップスとしても、シャツのポジションでも使えるレンジの広さ。シャツのように軽くしなかやか小松精練の生地を使用し春先から初夏までのトップスとしてはもちろん、冬場にはインナーに着用できるようにパターン、仕様を調整しています。インナーで着た時に後ろ裾から見えるフィッシュテールの見え方がとても新鮮です。
これからの季節は羽織で着用することが多いと思います。これにも一つギミックが入っていて高級紳士服や革製品に使われるイタリア、PRYM社の重みのあるボタンを使用しており、前開きで着た際にボタンの重みを利用して生地に最適なドレープが生まれるよう計算されています。