見えないディテールの追求

お店を開けてから2週間経過しましたが店舗の方針がそうさせてしまったのか、当店に来てくれるお客さまは考え方が振り切っているというか、個性的で面白い方多いです。(褒め言葉です)
週2でお店に来ているのに通販で買おうとする方、洋服よりも内装の写真撮影に熱中する方、深夜営業を望む方、差し入れがバスルアー(俺は魚か!)など。とまぁ振り幅がすごすぎて毎日楽しく過ごしています。本当にありがとうございます。

そんな変態、失礼。マニアックな方たちは洋服を見る目の付け所が違うんです。説明されないとわからないディテールを見抜いてくれるお客さまがいるってのはこちら側としてもとても嬉しくやりがいを覚えます。

言ってみればBLACKBIRDも変態の集まりなので、今日はマニアックなディテールを一つ紹介します。

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Maori’s collarless shirt
material : linen 100%

一見普通のノーカラーシャツですが、シンプルなディテールだけに気がつかない方がほとんどなのですが実はこのシャツ、台襟、カフスに毛芯を使っています。(気づいた方一人います。正直ビビりました。)

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芯地は一般的に接着芯と毛芯があります。毛芯は一般的には高級テーラードに使われるのですが、BLACKBIRDは贅沢にもシャツに毛芯を使用しています。その中でも天然のバス芯(馬の毛をキャンバス状に織った芯)と言って言わばうん十万円クラスのジャケットなどに使用する芯地です。

何が違うのか?というと、着用した際にネックの形、カフスの開きがより立体的になり全体的な洋服の雰囲気が一気に変わります。

※以下の写真は濡らした状態だと毛芯を使っているのがよりわかるので私物を濡らして撮影しました。

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乾けばほとんど透けませんのでご安心ください。

この見えないディテールの追求がシンプルな白シャツを特別な一着にしているのだと思います。

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175cm 62kgでsize1を着用。天才パタンナーの粋な仕事。ボディコンシャスに作られた肩幅に対して身幅を広くとることにより、ボタンを2.3個外してきた際にVネックの形ができます。また、着用した時のカフスの開き具合もとても気に入っています。

以上、言われなければ気がつかないどうでもいい話。

※本日打ち合わせのため19時でcloseします。お手数をおかけいたしますがよろしくお願いいたします。なおすでに近くまで来てしまった方はご相談ください。

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