A DICIANNOVEVENTITRE(A1923)

ハードコアブランドと勝手に呼んでいるA DICIANNOVEVENTITRE(A1923)の窓口をしている女性とのメールでやり取りをしてから早一ヶ月、急に今日荷物が届きました。(というか正確に言うと発送先の住所が間違えられたのでfedexまで引き取りに行ってきました。)

こちらは12/5(sat)より販売を開始いたします。

《DO NOT HANDLE WITH CARE》

このパッケージ。。これ粋ですよね。

展示会に行ったときシモーネが靴が出来るまでのプロセスを話してくれました。靴を片手に「これは俺自身が殺して皮を剥いでるんだ」と。。真相は闇に包まれていますがここのブランドのレザーエフェクトは一見の価値があります。

何がすごいってハードに加工されているんだけど完成されていない、というのも完成するのは履く人がガンガン履き込んで最終仕上げする。育てるという表現よりもさらに痛めつける事でこのシューズの魅力が100%になるのではと思います。

当たり前の話ですが、いい靴は360度どこから見てもフォルムが綺麗でまさにA DICIANNOVEVENTITRE(A1923)のシューズはとにかくフォルムが美しいです。トスカーナ地方の高級レザー使ってるんだけど、痛めつけ方が半端ない！最終工程はシモーネ自身が一点一点エフェクトをかけていきます。レザーの質感がオイリーすぎず、この「カサっ」とした皮質が好きです。

また製品を実際に手にとってご覧いただくとわかるのですが、見た目に反して軽いんです。これは製品後のタンブラーダイの染色ではなく漬け込んで染色するから革が詰まりすぎないらしいです。

ただ元々かなり密度が細かいレザーを使っているので最初は"超カタイ"です。