HATMAKER KIJIMATAKAYUKIについて。
私が初めてKIJIMATAKAYUKIの帽子を買ったのは10年以上前のコト。
当時はcoeurというブランドネームで活動をしており、都内の学校に通っていた私は友人と買いに行ったのを覚えている。当時4万円の仕送りから2万円の帽子を買ったわけですから、相当気合のいる買い物でした。でもその月の生活を犠牲にしてまでも欲しい、、惹きつける魅力があったのだと思います。
その後前職のセレクトショップに入社して数年、木島隆幸氏本人にもお会いすることができました。
あるシーズンの展示会で木島氏が発した思い出に残った言葉があります。
『帽子をかぶるのって照れる。だから被った一瞬が勝負なんです。』
確かに帽子やメガネって一瞬でアリかナシを判断するアイテムだと思います。
しかし、木島氏が作る帽子はどのモデルをかぶってもしっくりくる。それは、本人の厳しいフィルターを通して作っているから。。日常でのお客様のピックアップが多いのも納得です。
もちろん、どんなにスタンダードなカタチでもKIJIMATAKAYUKIの作品なのがわかります。私は木島氏が作るハットの虜になっていました。かれこれ10年ほど洋服の仕事をしているので多くの帽子メーカーのアイテムを試しましたがやっぱり帽子は木島氏のが一番好きです。
そんなHATMAKER KIJIMATAKAYUKIのアイテムは7月から入荷します。
本日はKIJIMATAKAYUKIの作品で私個人の思い入れのあるハットをご紹介します。
hat…KIJIMATAKAYUKI 2013Autumn&Winter
jacket…EASTWEST(vintage)
前職で別注で作ってもらって勝手に名付けたderby hat。通常よりもクラウンが高く、oversizeのアプローチが新鮮だった。これは名品だと思います。
hat…KIJIMATAKAYUKI 2014Autumn&Winter
jacket…EASTWEST(vintage)
2014年のAWにspecial orderとしてお客様のパーソナルオーダー会をした際に作っていただいたwide brim。インラインのものよりクラウンを低くしてあるので、ワイドブリムが苦手な方でもすんなり被れた。という声が多かった。
WHITE ALBUM. akaba