ここのところバタバタと忙しくさせていただいておりすっかり更新が滞ってしまいました。気づいたらファッションウィークも始まっていますね。今回は行っていません。
先日ようやくシャツが入荷したBLACKBIRDも今までの週1ペースでの打ち合わせではまた冬が終わる頃に暖かい服が出るなんてことになるので週に2,3回集まって進行状況を確認しています。
昨年の夏にリリースする予定だった雪駄(ほとんどレザーサンダルです)も来年に持ち越す勢いで、これは去年から店頭でアナウンスをしていた為、今年もサンダルを買わずに楽しみに待っていてくれてる方々からのコンタクトが日に日に増えているので今どうにか10足だけでもと動いています。間に合えば来月、間に合わなければ来年です。ご迷惑をおかけしてすいません。
他のアイテムの進行は順調とのことです。
現在どんな作業をしているのか少しお見せします。
1mうん万円する生地を草木や花で染めたり。生地作製の段階から時間をかけ細かいテストを何度も行なっています。
生産スタッフを追い込み、頭のネジが緩めば緩むほど面白いギミックが増えていきます。壊れてくると「サビででた色素を利用して生地を・・」とかどんどん脱線していきます。
余談ですが、先日集まった時に、ディズニーランドのキャストの衣装って凝ってますよね。って話になったのですが、服の知識は桁違いでもデートスポットにはめっぽう弱くそれにピンとこなかった一人が、翌日一人でディズニーランドに行き乗り物にも乗らずキャストの衣装をかたっぱしから見てきたという徹底ぶり。
物造りに関しては私が知るブランドでは類を見ない程のストイックさです。
これからリリースするアイテムもファブリックの段階で相当良い仕上がりになっていると思いますので楽しみにしていてください。
前置きが長くなりましたが、今日は最近好んで着ているlyricist shirtのホワイトを紹介します。これにコットンのいわゆる綿パンを合わせるスタイルが好きです。お店でも最初の動き出しでは一番スローだったホワイトリネン。しかしトロトロのlinenに魅了される方が一人二人と日に日に増えていき、現在残りの生地ストック分を追加で縫っています。
ファブリックの原料はフランダース地方で採取された厳選されたもの使用し、日本国内で織っています。織るのが難しくどこの工場でも織れる組織ではない為、市場ではほとんど出回っていないクオリティの生地だと思います。細番手のlinenを高密度に織り上げているので、linenによくある節の感じがなく、ヌメッとしていて上質で上品、クラシックな表情が生まれます。
この上質なlinenをガシガシ着て、洗濯機で洗ってと繰り返していくと生地のとろみが増しより風合いが良くなっていきます。
バックディテール。ロープを通しているリングも一つ一つハンマーで打って作られています。
裾のラウンドはもともと着丈の長いヨーロッパヴィンテージのグランパシャツをセルフカットしました。というイメージで完成した、縫製部分と断ち切りと入り混じるディテールです。ナチュラルダイしたバッファローボーンのボタンとのコントラストも綺麗です。
ファブリック、縫製、シルエット。どれを取ってもとても良いシャツだと思います。
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