WEBに載るとなんだか賞味期限のカウントダウンが始まったような気がして過去ではcar coatなどあえて掲載をせずにお店だけで展開していたアイテムがあるのですが、信頼のおける方とその話をしたら「BLACKBIRDの洋服は時代感があってないから大丈夫」と コメントをもらいました。1960年代でもあり、2005年でもあり、2025年でもあるみたい。
本日ご紹介するのは企画から3年くらいかかってようやくリリースできるようになったライダースジャケットです。私が育った地域はなぜかパンクスの文化があって中高生になるとペイントされた鋲ジャンを着てモンキーに乗る不思議なカルチャーがありました。みんなが憧れていたSidよりもJoe派だった私はあえて鋲を打たずにライダースやリブがついたものを好んで着ていました。当時から思っていたのがロンジャンってかっこいいんだけれども変な着ずらさ、極めて低い汎用性が気にはなっていましたが将来洋服を作るなんて思ってもいなかった少年は徐々にその着ずらい革ジャンを着なくなっていきました。
洋服を作るようになってからもライダースジャケットに対して特別な感情もないまま時が経ちましたが当時、年に数回訪れていた海外でたまに見かけるおじさんが若い頃から着ていただろうライダースを綺麗なウールのスラックスやで合わせているスタイルがずっと脳裏に残っていて少しずつ企画を温めていきました。
おじさん臭い革ジャンではないが、上質な仕立ての品がよい佇まいになるように。
派手な加工やエポレットを外してサイズを少し大きく作って着やすくしました!なんて嘘くさいライダースジャケットは嫌で極限までオリジナルのスタイルに忠実でありながらもBLACKBIRDとしての癖をパターン、仕様面で随所に取り入れました。袖を通すとうちの洋服になっています。
ヨーロッパの放牧飼育の密度がありながらしなやかや馬皮を国内のタンナーが丁寧に鞣し素上げの状態で縫製しています。誰もが知っているレザージャケットが代名詞のパリのメゾンもレザーを作るのにわざわざ来日しこのファクトリーを訪れる国内トップの腕の良いレザー専門のファクトリーで制作しました。発注してから製品になるまで約一年かかりましたが息を呑むほどのクオリティ、佇まいの一着になりました。
ライダースに興味のない方にこそ袖を通してもらいたいです。ぜひお店で袖を通してみてください。

BLACKBIRD
double breasted rider’s jacket
MATERIAL : horse leather
lining : cotton 100%, silk 100%
sleeve lining : cupro 100%
SIZE : 0 , 1 , 2
COLOR : black
PRICE : ¥400,000 + tax




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